[f-all] 【通知】競争的研究費等の不正使用防止の徹底について

新領域創成科学研究科構成員各位

    新領域創成科学研究科研究交流チーム

標記のことについて、本日の学術経営委員会において研究科長から報告がありましたが科所長会議で注意喚起及び下記部局長あて通知がありました。
各研究室、構成員におかれましては、研究費の適切な執行管理、不正使用防止の更なる徹底をお願いいたします。

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東京大学 新領域創成科学研究科
研究交流チーム
〒277-8561 千葉県柏市柏の葉5-1-5
e-mail: k-kenkyu@adm.k.u-tokyo.ac.jp 
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From: 研究推進部研究倫理推進課 <kenkyu-kihan.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp>
Sent: Tuesday, June 20, 2023 4:45 PM
Cc: 研究推進部研究倫理推進課 <kenkyu-kihan.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp>
Subject: 競争的研究費等の不正使用防止の徹底について(本部研究倫理推進課)

※担当部署へBCCで送付しています。
※送付先が異なる場合は転送をお願いいたします。
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令和5年6月20日

各 部 局 長 殿
理事・副学長(研究担当)
齊 藤  延 人
理事(コンプライアンス担当)

                           今 泉  柔 剛

           競争的研究費等の不正使用防止の徹底について

平素より、競争的研究費等の管理・運営業務及び研究費不正使用防止にご理解とご協力をいただきありがとうございます。
本学においては、社会から負託された大学の使命と役割に応えるため、研究費の適正な執行管理に努め、国の「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)(平成19年2月15日文部科学大臣決定)」、「国立大学法人東京大学における競争的研究費等の不正使用防止に関する規則」及び「研究費不正使用防止計画」に基づき、研究費の不正使用防止に取り組んでいます。
各研究機関では、これまでに公的研究費の管理・監査体制が整備されてきましたが、一方では依然として様々な形で、研究費不正使用に関わる事例(※)が発生しています。本学においても、本部及び部局にて研究費不正使用防止にかかる様々な取組を進めていますが、仮に本学で不正使用が発生した場合、本学の信用失墜につながりかねません。

(※)研究費不正使用に関わる事例
●不正使用とされる事例
1)謝金について、実態のない支出(カラ謝金)や目的外使用による不正な支出のケース    
原因:研究室主宰者、経費執行担当事務職員及び謝金受領者の資金配分機関・大学双方の経費執行ルールの理解不足、研究費不正使用防止コンプライアンス教育の未受講によるもの  

●故意であれば不正使用となりうる事例
2)旅費手続について、出張申請・報告時の交通手段と実際の交通手段とが異なって支給されたケース
原因:出張者と旅費担当者間のコミュニケーション不足と旅費受給時の確認不足によるもの   
3)職員の雇用財源について、資金配分機関への申請上の業務エフォートと実際の業務エフォートとが異なっていたケース
原因:資金配分機関の経費執行のルールの理解不足と職員の業務内容の切り分けが十分ではな かったことによるもの   

研究費不正使用の防止については、競争的研究費等の運営・管理に関わる全ての構成員が、競争的研究費等に関わる資金配分機関及び本学の経費執行ルールを理解し、適切に執行する必要があります。
各部局におかれましては、引き続き、研究費の適正な執行管理、研究費使用に係るコンプライアンス教育の確実な実施と受講確認(令和5年6月7日「令和5年度における研究倫理教育等の実施について」参照)、経費執行ルールを理解促進できる研修等の実施その他取組による研究費の不正使用防止の更なる徹底をお願いいたします。

【本件担当】
本部研究倫理推進課
内線: 20620 平澤、古田
Email:kenkyu-kihan.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp